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キャリアコンサルタント、社内研修講師のブログ

正しいフィードバックとは

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1回目の投稿は、フィードバックについて。

 

わたしが働いていた会社では、

「フィードバック=ダメ出し」と認識している方が

多かったのですが、これは誤りです。

 

 

 

フィードバックとは

フィードバックとは、「客観的な事実を相手に伝え返すこと」を指します。

 

ビジネスの場面で言う「客観的な事実」とは、仕事の結果や、

「私にはこういう風に映ったよ」というものも含まれます。

 

フィードバックの語源

フィードバックという言葉の語源について、いろいろな説があるようですが、

私が好きなのは、feed=食べ物を与える行為 から来ているというもの。

 

親鳥がひな鳥に餌を与える行為が語源であると教わったことがあります。

 

ひな鳥の成長のために、ひな鳥が食べやすいように噛み砕いて餌を与える行為。

 

まさに部下育成におけるフィードバックの考え方に通じるものがありますね。

 

相手の成長のために、

相手が理解しやすいように

客観的な事実を噛み砕いて伝え返す行為。

これこそが育成におけるフィードバックであると思います。

 

フィードバックの効果

育成におけるフィードバックの効果としては、

・相手の良い行動を続けさせる

・正しくない行動は是正させる

といった効果があります。

 

良い行動も意外と本人は気づかずに行っていることがあります。

それをフィードバックして、「今こんな事をしてたけど、それはいいね!」と

ちゃんと伝えることによって、今度は意識的に行動をしてもらえるようになります。

 

フィードバックの伝え方

誰でもマイナスのフィードバックだけでは、

やる気を失ってしまうもの。

サンドウィッチ法と呼ばれる伝え方があります。

 

Step1 プラスのフィードバックをする

 すでに出来ている事など、相手の良い面をフィードバックします。

 

Step2 改善点を伝える

 「悪いところ」ではなく、あくまでも「改善点」です。

 相手の成長につながるように、改善点を伝えます。

 

Step3 励ましの言葉で行動変容を促す

 マイナスの事柄をプラスでサンドするのがサンドウィッチ技法。

 ただし、改善点を伝えた後に「でも全体的にはとてもいいですよ」だと、

 せっかく伝えた改善点がぼやけてしまいます。

 (改善しなくても良い、現状のままで十分というように受け取られてしまう)

 

 「ここさえ直せば、こうなると思うので、ぜひ意識してみて!」

 「意識すれば出来るようになるから、ぜひ取り組んでみて」 などの励ましの言葉で

 サンドするのがポイントです。

 

さて、次回の投稿ではもう少し詳しくフィードバックのポイントを紹介しようと思います。

 

読んでくださってありがとうございました。