育成につながるフィードバックのポイント
2回目の投稿は、前回に引き続きフィードバックについて。
育成手法の中でも万能なフィードバック。
でも、伝え方を誤ると、
かえってモチベーションを下げてしまったり、
信頼関係にひびが入ってしまう危険性も…。
押さえておきたいポイントを紹介します。
育成におけるフィードバックの定義については、
こちらの記事から…。
フィードバックの大原則
1.「具体的」であること
「さっきの電話応対、丁寧で良かったよ!」だけでは、
何がどう良かったのががわからず、再現性がありません。
改善点を伝える際も、抽象的なフィードバックでは、なおしようがありません。
フィードバックは出来るだけ具体的に伝えます。
NG例 「さっきの電話応対、なんか冷たい印象だったよ」
OK例 「さっきの電話応対、お客様の言葉をさえぎって
説明をしてしまったので、『話を聞いてほしい』という
お客様の気持ちに寄り添えていないように
聞こえてしまったよ。
さえぎらずに話を聞くことを意識することで、
一方的ではない寄り添った対応になると思いますよ!」
ポイントは、
➀客観的事実
②それによる影響・結果
③改善策
この3つを伝えることです。
2.主語を意識する
2つめのポイントは主語を意識的に使い分けることです。
いわゆる「Iメッセージ」「Youメッセージ」です。
NG例:「●●さん(You)って対応が冷たいよね」
これだと、「批判された」と相手は感じてしまったり、
「否定された」と感じてしまう危険性があります。
OK例:「さっきの●●という行動は、私にはこう感じられたよ」
Iメッセージで伝えることで、
「あくまでも私にはこういう風に見えた」という伝わり方をするので、
相手も受け入れやすくなります。
3.双方向であること
3つめのポイントは双方向であること。
言いっぱなしではなく、「●●さんはどう感じた?」など
必ず相手がどう受け止めたのかを確認します。
初めて部下を持つ人にしっかり押さえて欲しい
フィードバックの大原則について紹介しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。